Contents
年齢・性別
29歳・女性
現在の居住都道府県
埼玉県
看護師として働いた(働いている)年数
7年
看護師を辞めたいと初めて思った年数
看護師になってから半年が経過したとき
看護師を辞めたいと思った時、どなたかに相談しましたか
同僚・家族・旦那
看護師を辞めたいと思ったきっかけ
看護師になって辞めたいと思ったきっかけは、先輩方から厳しい指導をされながら多重業務に追われる中で患者さんのお見取りをした事でした。当時務めていた部署が消化器外科だったのですが、術後の患者だけではなく再発や転移をして化学療法の治療で入院してくる方、終末期を病院で過ごしたいと希望される方も多く入院している病棟でした。先輩方自身も業務量が多く指導が行き届かない為、自分の業務をこなしながら院内の手順書を探し説明書を読んだ上で対応を考えてから先輩に報告し、考えた解決策の提示し指導を頂くという事がかなり時間を要し時間外勤務も多くありました。どれだけ残業しても新人看護師という立場上超過勤務の手当はもらえず、疲労が蓄積されていました。急性期患者の看護だけではなく、化学療法や終末期のケアなど覚える事や実践することが多岐に渡っていたことから業務を覚えて実践するだけでも辛い部分があったことに加え、人の死と向き合うという出来事から辞めたいと思いました。
看護師を辞めたいと思った時の職場
総合病院の外科病棟
解決策
「1年目は我慢の時期、そこを過ぎれば慣れで業務スピードが上がるから頑張って」という先輩方の言葉を信じてその職場で3年程働きましたが、業務スピードは上がっても任される業務負担は増し、同期で入職した同僚は半分になりました。業務量の多さと、日々支え合うことのできる仲間も減ったことから、精神的にも負担が増えて辞めたいという気持ちが更に増しました。一方で、福利厚生のよい勤務先から転職に踏み切るという事には二の足を踏んでしまう現実もありました。転職サイトを見てもどのような求人が今の職場よりもより良いのか判断することや職場の雰囲気を見ることも難しく、今の状況より状況が悪い所へ就職してしまったらどうしようかという思いや、勤務後や勤務外で転職サイトの担当者から日々電話がかかってくることも苦痛でした。そのため、最終的にたどり着いた結果は、院内での部署異動でした。異動をした事により、様々な雰囲気の職場があると知れた事や、新しい知識を得られる楽しみもあり、辞めたいという気持ちも和らぎ、その時はそれが解決策になりました。しかし、今となってはその時に転職を考えていればよかったと思います。私は結局妊娠をして仕事を辞めました。自分のライフスタイルと職場環境とがミスマッチだったためです。辞めたいと思った時に、今後の自分のライフプランまで考えて転職しておけばよかったという後悔があります。
今看護師を辞めたいと悩んでいる看護師さんたちへのアドバイス
辞めたいという気持ちは誰にでも訪れるものなので、それが誰かに話す事や趣味で和らぎ時間の経過と共に軽減していくのであれば、慣れた仕事を手放すのはもったいないかもしれません。しかし、辞めたいという気持ちを引きずったまま、長期に渡り勤務を続ける事はオススメしません。私の同僚は責任のある仕事を数々押し付けられ、日々の仕事での負担が増えたがどうしても辞められない状況に陥り鬱病になってしまいました。同僚曰く、「無理して体や精神を壊してまで仕事はするものではないと思った」との事です。職場の人間関係もその時々により変化していくかとは思いますが、長期に渡り人間関係が改善しない場合には、同じ職場の中でも様々な雰囲気の病棟があるため異動をしてみたり、転職を考えるのも一つの手かなと思います。看護師として働く場所は多くあります。転職したことによって人生観や働き方に満足がいくようになったという同僚や同級生も多くいます。ライフスタイルの調整が上手くとれるようになる方もいらっしゃるでしょう。くれぐれもご自身が体と心を壊さないように、自分の臨む働き方ができるような選択をして頂けたらいいなと思います。